2021.12.09痛みの改善
頭痛と気圧
今回は頭痛と気圧の関係についてお話していこうと思います。
頭痛が起きる原因の一つに気圧の変化があります。
人は「1気圧」を体に受けていることが正常で、少しでも減圧すると体が膨張し異常を起こします。
想像していただきたいのは、スナック菓子など、密封された袋を山に持っていった時です。
山は上に登っていけばいくほど、気圧が低くなります。そうすると袋は膨張してパンパンになってしまいます。
低気圧の時は、人間の体も同じように、内側から膨張してパンパンになっている状態だということです。
こうなると、血液が膨張し、血管を拡張させてしまいます。
さらに血管だけでなく、脳内が膨張すれば頭蓋骨に脳が圧迫されます。
その他に、肺もスナック菓子の袋のように低気圧時は膨らむ傾向にあり
ガスの換気率が低下してしまうのです。
ガスの換気率が低下すれば酸素摂取量も低下し「脳が“酸欠”状態」を起こします。
この様に、気圧が低下することによって頭痛が起こる要因がいくつか出てくるのです。
頭痛が起きている時、脳は熱を生じています(鬱熱)。
日常のストレスも溜まりすぎると、脳はストレスを熱に変換します。すると頭痛が起こりやすくなります。
外から脳の除熱を助ける事で頭痛を抑える事が出来ます。
以前にもお話した『アイシング』をします。
アイシングをして頭をクールダウンすることで頭痛がおさまってくるはずです。
「頭寒足熱」という言葉があるように頭は必ず冷やします。
是非実践してみてください。
toreta整体院/整骨院 山崎
2021.10.21痛みの改善
こむら返りをよくする人
寝ている時や歩いている時など、頻繁に足をつってしまう方多いんじゃないでしょうか。
なぜ、つってしまうのか?説明していきたいと思います。
現代人はとにかく歩くことが少なく、腰や下肢の関節に必要な荷重がかけられないことが多く
関節が必要以上に緩んでしまうことがほとんどです。
関節が緩む状態が続くことによって、下肢筋肉は必要以上に引っ張りの緊張をし続けています。
それと同時に、軟らかい弾性体の筋肉は伸ばされれば元に戻ろうとする習性があります。(ゴムを引っ張って離せば元に戻る様に)
「こむら返り」はその必要以上に緊張してしまった筋肉が元に戻ろうとするときに発生します。
関節が緩む状態とは どういう状態かというと
引っ張られる力が働く状態
各関節はくっついている(荷重がかかる)状態が正常で
反対に少しでも引っ張られる力(牽引力)が加わると緩んでいきます。
寝ている状態
立っている状態というのが重力を真上から体に受け関節が安定する状態
寝ている状態というのが重力を真上から体に受け関節が緩んでいく状態
(例えば:ジェンガを縦に積み重ねていくと安定するが、横に倒すとバラバラになる様)
長時間のイス座り
座っている状態が長く続くと骨盤が開いていき、下肢筋肉が張ってきます。
ふくらはぎを使わないため浮腫み、足がつる原因になります。
では、つらない体にするにはどうしたらいいのか?
『ウォーキング』をするのです。
歩いた時のふくらはぎの収縮運動が大切で、ふくらはぎは下肢に溜まった血液を
収縮運動によって心臓に送り返す役割をします。
このことから、ふくらはぎは『第二の心臓』と呼ばれるのです。
ただ、歩き方も大事になってきます。
「足首を使う」ことが大事で、かかとから着いて、つま先でけり上げる
これが出来ていない方が意外と多いです。
これを意識して歩いてあげると、浮腫みが解消され
骨盤や各関節が安定していき、足がつることも減っていくでしょう。
toreta整体院/整骨院 山崎
2021.09.11痛みの改善
変形性関節症について
肩関節や膝関節、股関節の痛み、「ずっと痛いけど我慢できるから大丈夫」という方
そのまま放っておくと変形してしまうかもしれません。
変形性膝関節症を例に話していきたいと思います。
まず膝関節の構造は、太ももの骨(大腿骨)と足のスネの骨(脛骨)を繋ぐ関節です。
この関節は歩く時の動作や階段の上り下り、正座などをする時に働く関節です。
膝痛は主に、膝への強い衝撃などで痛めた場合でなければ
原因は「骨盤のねじれ」から生じてきます。
本来、人は骨盤で上半身、下半身を支えています。
不良姿勢などで、骨盤がねじれ体の重さを骨盤で支えられなくなると
膝へと負担がかかり、膝関節間に摩擦が起き「関節炎」となって痛みが生じます。
変形性関節症の主な原因は『熱(炎症)』です。
骨の成分はカルシウムという認識の人が多いと思いますが
「実は8割がタンパク質」です。
タンパク質は非常に熱に弱い物質で、35~40度以上炎症が続くことで徐々に変形していきます。
熱が捨てきれなくなると今度は膝に水を集めて冷やそうとします。
水が溜まるのは炎症を抑えるための防衛反応ですので抜いてはいけません。
『アイシング』をして炎症を取り除くことが大切です。
元を辿ると、「骨盤のねじれ」から膝へと負担がきてますので
当院では、まず骨盤から整えて膝への痛みを軽減させていきます。
それでも痛みが残るという場合には、直接膝関節を矯正していきます。
早期の治療が変形を防ぐことに繋がります。
そのまま放っておかず一度ご相談ください。
toreta整体院/整骨院 山崎
2021.09.07痛みの改善
四十肩、五十肩の原因と対策
「元々肩こりはなかったけど急に腕が上がらなくなった」
「上げると激痛が走る」という方いらっしゃると思います。
四十肩、五十肩について説明していきたいと思います。
正式名称は『肩関節周囲炎』と言います。
まず肩関節の構造ですが、肩の関節は骨盤や股関節とは違い、可動域が広い分浅くくっついています。
その不安定さを補うために肩周りの筋肉が支えています。
関節というのは、どれもくっついている状態が正常で
反対に少しでも引っ張られる力(牽引力)が加わると緩んでいきます。
肩関節も同様に、引っ張られる力によって筋肉や神経までも引き伸ばされ
腕を支える力が減少してしまいます。
(例えば、重いカバンを片手で持ち続けたり、子供に手を引っ張られる等)
デスクワーク等で背中が丸くなり、手が前に出る状態が続くだけでも肩関節は緩くなっていきます。
ですが、肩関節も緩んでいく訳にはいかないので、肩周りの筋肉が張って支えようとします。
その張りが積み重なることで強くなって硬くなり、四十肩、五十肩の原因となって痛みを伴います。
では、どう対処すればいいのか?
1.「アイシング」をする。
「肩関節周囲炎」文字通り「炎症」ですので、必ずアイシングをして除熱を行います。(30分~60分程度)
これを何回も繰り返し行うだけでも、痛みは落ち着いていきます。
2.肩関節を正しい位置に戻す。
自分で矯正できる運動があります。
それは『腕立て伏せ。』です
ただ、筋トレの腕立て伏せではありません。
やり方は、腕立て伏せの姿勢から、膝をつきます。
(膝をつけると楽にできます、それでもキツいという方は壁でも構いません。)
手の位置は「ハ」の字
(少しコツがありますので、先生にお聞きください)
ゆっくり肩甲骨同士をくっつけるイメージで曲げていきます。
これを10回程で構いません。
これだけです。この動きで肩関節を自分で矯正することができます。
それでも肩を上げると痛い、上がらないという方に
当院では特殊な器具を使って治療していきます。
こちらの器具に、脇を挟んでいただいて腕を動かしながら
肩関節などを矯正することができます。
もちろん、1回2回で良くなる訳ではなく、少しずつ肩の可動域が増え
痛みも落ち着いていきます。
40肩、50肩の様な重い症状ですと、治るのに数か月はかかりますが
必ず治りますので少しお時間をいただければと思います。
toreta整体院/整骨院 山崎
2021.09.02痛みの改善
腰痛を改善する運動
今回は普段自分で出来る腰痛改善の運動についてご紹介します。
運動と言っても激しい動きや、運動が苦手な方でも出来る、人間として当たり前の運動です。
人間が4足歩行から2足歩行出来るようになったのは骨盤がもの凄く発達したからです。
人間は足で歩くのではなく、骨盤で歩くのです。歩くことで骨盤の関節が動きハマっていく構造になっていて
40分~60分程歩くと骨盤が安定して腰痛を改善することが出来ます。
ただ、1回2回でやめてしまうと意味がありません。習慣付ける事が大切です。
よく「犬の散歩で歩いてます」と言われる方がいます。これだと犬のペースで歩いてしまうため効果が薄いです。
自分のペースで連続して40分~60分歩くことが大切なのです。
始めは家の周りを20分歩くだけでも構いません、徐々に30分40分・・・60分と時間を延ばしていきましょう。
昔の人は1日20キロ以上も歩いて村から村へ移動することが当たり前だったので、腰痛はほとんどありませんでした。
しかし、現代人は乗り物の発達や長時間のデスクワークで歩くことが激減しました。
近年ではコロナ禍の影響で、在宅デスクワークの方も増えていき通勤で歩くことすらできていない方も多くなり、
ますます腰痛、肩こりの方は増えてきました。それだけ歩くことは当たり前で大事な運動なのです。
週1回からでも構いません、ぜひ実践してみてください。
toreta整体院/接骨院 山崎
2020.12.24痛みの改善
ぎっくり腰とは?
今回は、よく耳にする「ぎっくり腰」について紹介していきたいと思います。
「ぎっくり腰」とはどういう事を言うのか? 普通の「腰痛」と何が違うのか?
「腰痛」というのは、骨盤の歪みによって腰周りの筋肉が
歪みを支えるために張っている状態。
この状態が長年続くことによって、筋肉の張りが強くなり
痛みなどが出てくる症状を「腰痛」といいます。
「ぎっくり腰」とは、その腰周りの筋肉が骨盤、背骨を支えきれなくなり
筋繊維を強く痛めてしまう状態です。
(歩くだけで強く痛む、寝た状態から起きられない
前かがみが出来ない、背筋が伸ばせない等)
中には、腰痛を元々感じないという方も「ぎっくり腰」になることがあります。
そういう方は、腰周りの筋肉の張りが強く、痛みの感覚が麻痺していることが多いのです。
特に最近はコロナ禍で在宅勤務の方が多くなり、動くことがほとんど無いという方が多くなりました。
動くこと(歩くこと)が少なくなると骨盤が歪んでいき腰痛の原因になります。
「ぎっくり腰」というのは、1日2日からなる症状ではなく
長年の不良姿勢、運動不足の蓄積からなる症状なのです。
では、ぎっくり腰になったらどうすればいいのか?
よくお医者さんに「寝て安静にしていてください」と言われる事がありますが、寝ている状態は骨盤を不安定にさせ
痛みが増してしまいます。始めは歩くのも痛くて辛いと思いますが、しばらく歩き続けると骨盤が動いて安定し、
痛みも落ち着いてくるはずです。それに、痛いからといって揉んだり叩いたりするのも痛めてる筋繊維をさらに傷つけてしまいます。
歩いて骨盤を整えることが大切です。
『痛み=炎症』ですのでアイシングをして炎症を取り除くことが早く治す秘訣です!
(アイスノンや保冷剤はマイナス温度なので凍傷してしまう危険があります。)
アイシングは30分~60分を目安に冷やします。冷やした後は60分程休憩し、また60分アイシングという様に
繰り返して行うと炎症が引き血流も良くなるため、治りが早くなります。
toreta整体院/接骨院 山崎