「座っていることすら辛く、食事もままならない」
練馬高野台・富士見台エリアで整体を行う当院(toreta整体)には、整形外科や他の治療院に行っても良くならなかった、こうした切実な痛みを抱えた方が多く来院されます。
今回は、右足の激しい痛みとしびれで来院され、わずか1ヶ月で見事に改善された65歳女性の症例をご紹介します。
いわゆる重度の坐骨神経痛のような症状でお悩みの方にとって、希望となる事例です。
初めて来院された時、その女性は右足を引きずるようにして入ってこられました。
お話を伺うと、症状は生活を脅かすほど深刻でした。
「もうどうしていいか分からない」と、表情からもその辛さが痛いほど伝わってきました。
詳しく検査をさせていただくと、痛みの根本原因がはっきりと分かりました。
**「右の骨盤に体重が乗っていない(非荷重)」**状態だったのです。
人間は本来、重力に対してしっかり「骨」で体重を支えることで体を安定させます。しかし、この方の右骨盤は機能不全を起こし、体重を支えきれなくなっていました。その結果、支えきれない負担がすべて筋肉や神経にかかり、激しい痛みやしびれを引き起こしていたのです。
toreta整体での治療方針は以下の2点です。
特に改善の鍵となったのが**「歩行」**です。
痛い時は「安静にしたい」と思うのが人情ですが、動かさなければ骨盤はいつまでも体重を支えられるようになりません。
「痛くても、休み休みでいいですから歩いてください」
私はそう指導させていただきました。同時に、骨盤の動きをスムーズにする体操もお伝えしました。
この患者様の素晴らしいところは、私のアドバイスを信じて本当に真面目に実践してくださったことです。
痛みを抱えながら歩くのは勇気がいります。しかし、彼女は「治したい」一心で、教わった骨盤体操と歩行を毎日続けられました。
その結果、来院するたびに表情が明るくなり、お体の状態も目に見えて良くなっていきました。
そして治療開始から1ヶ月後、あれほど辛かった痛みとしびれは改善されました。
今回の改善は、適切な治療(骨盤を荷重できる状態にする)と、患者様自身の「歩く」という努力が二人三脚で噛み合った結果です。
「もう歳だから」「どこに行っても良くならないから」と諦める前に、一度ご相談ください。
正しく骨盤が機能すれば、体は必ず応えてくれます。