痛いところは温めた方がいい? 

今回は患者さんからよく聞かれる「痛いところは温めた方がいいの?」

という疑問にお答えしようと思います。

 

よく温泉などのイメージで温めた方が痛みが緩和するイメージがありますが

痛いところは必ず「炎症」が起きています。

文字通り「炎」で熱くなっています、そこにさらに温めて熱を加えてしまえば

当たり前ですが痛みは「悪化」します。

 

ですが、「お風呂に入っていると痛みが和らぐんです」と言われる方がいます。

それは何故かというと、神経が痛みの感覚を鈍らせてしまっているから

痛みを感じにくくなっているんです。

 

神経は熱に弱いのです。安易に温め続けてしまうと炎症が増していき

骨を変形させてしまう「変形性関節症」になる恐れもあります。

 

ではどうしたらいいのか「冷やすのです。」(アイシングと言います)

 

痛み=炎症』ですから、冷やして中の熱を取り除いてあげればいいのです。

よく「膝に水が溜まる」と言いますが、それは体の防衛反応で炎症を抑えようとして水を溜めているのです。

 

ただ、冷やすといっても冷やし方があります。アイスノンや保冷剤では危険で意味がありません

マイナスの温度ですので凍傷してしまいます。

必ず、氷水(氷のう、ジップロック等)で痛めている箇所に直接あてて冷やします。

 

氷水ですと「0.3度」ほどですので凍傷は起きませんし

痛めている箇所の深部にまで効きますので炎症を抑えるのには最適です。

 

どの位の時間冷やせばいいのかというと、最低30分~60分程度冷やします。

すると大分炎症が落ち着いてくるはずです。(風邪を引かない様に体は保温してください)

 

冷やし終わった後は体が冷えたところを温めようとして血流が良くなります

血流が良くなることで痛めている箇所の回復が早くなります。

 

夏は暑いからやってみようと思う方が多いですが

秋冬の寒い時期になると辛いという方が増えてきます。

 

ですが、頑張って「アイシング」続けてみましょう。

そうすれば必ず痛みの強さに変化が出てくるはずです。

 

toreta整体院/接骨院 山崎

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