こんにちは。
練馬高野台・富士見台エリアで、身体の根本改善を目指すtoreta整体です。
今回は、右膝の痛みを訴えて来院された60代女性の改善事例をご紹介します。
来院当初は、
「歩くときに、どうしてもびっこを引いてしまう」
「階段を登るのがとにかく痛い」
と、日常生活に支障が出るほど辛い状態でした。
しかし、この患者様、わずか1ヶ月で「全く痛くない」状態まで劇的に回復されました。
その背景には、当院の骨盤矯正・関節施術の効果はもちろんですが、患者様ご自身の「ある面白い動機」がありました。
初診時にお身体を拝見すると、右側の骨盤にしっかりと体重が乗っていない（非荷重）状態でした。
右の骨盤に体重が乗らないということは、その下にある右膝にも正常な体重（荷重）が乗っていないということです。
実は、**人間の関節は「正常な荷重がかからないと痛くなる」**という性質を持っています。
体重がしっかり乗ることで、関節内の潤滑油が回り、滑らかに動くようにできています。つまり、体重を避けてかばえばかばうほど、関節は錆びついたようになり、痛みが増してしまうのです。
そこで、当院では以下のプランを立てました。
最初のうちは、患者様も「まあ、整体に来ているし、そのうち治るだろう」と楽観的に考えていらっしゃったようで、自宅での体操もあまり積極的には行われていませんでした。
当然、長年の癖がついた身体はすぐには変わらず、痛みも引きません。
そこでもう一度、なぜアイシングが必要なのか、なぜウォーキングでしっかり荷重をかける必要があるのかを指導させていただきました。
指導中、患者様からこんな本音が飛び出しました。
「先生、私、冷たいのはどうしても嫌なの……アイシングはやりたくないわ」
正直なところ、アイシングをした方が治りはもっと早くなります。
炎症を物理的に抑えることができるので、回復のスピードが段違いだからです。
しかし、冷たいのがどうしても苦手な患者様が出した結論は驚きのものでした。
「アイシングをしたくないから、ウォーキング（リハビリ）を死ぬ気で頑張る！」(笑)
普通、膝が痛いときは歩くのを躊躇してしまうものです。しかし、「あとで冷やすのが嫌だから、痛くても歩いて治す！」と奮起され、そこからスイッチが入りました。
そこからの変化は目を見張るものがありました。
その結果、真剣に取り組み始めてからわずか1ヶ月で、あれほど痛がっていた膝の痛みが全くなくなりました。
びっこを引いていたのが嘘のように、今はスムーズに階段も上り下りされています。
膝にしっかりと体重（荷重）が乗るようになったことで、関節本来の機能が戻り、痛みが解消されたのです。
今回のケースで当院が行った施術のポイントは以下の2点です。
「体重をかけると痛いからかけない」のではなく、「体重をかけないから痛くなる」。
この根本原因を解決し、患者様の努力（アイシング回避のための執念！）が噛み合った素晴らしい改善例でした。
最初は「そのうち治る」と思っていても、正しい身体の使い方をしないとなかなか痛みは引きません。
今回の患者様のように、「何か嫌なことを回避するため」であっても、やる気スイッチが入って正しいケアを継続できれば、身体はしっかりと応えてくれます。
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度toreta整体にご相談ください。
痛みの本当の原因である「身体のアンバランス」から整えていきましょう。
